家づくりコラム

2023/02/03 冬の暖房費を下げる工夫

冬の暖房費を下げる工夫

 

皆さんこんにちは!住宅コンシェルジュの八文字悠です。

年末までは、例年より暖かい日が続いていましたが、1月に入ってから急に冷え込み、寒さを顕著に感じるようになりました。先日は降雪もありましたね。

 

エアコンの温度設定を上げざるを得ない日々が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

冬場に暖を取るためのツールとして、エアコン、石油ストーブ、コタツなどが挙げられると思います。しかし、どれも電気代や灯油代がかかる上に、2021年9月から東京電力や関西電力など各社の電気料金が値上がりしつづけていています。主な原因は、ウクライナ情勢などによる石炭や液化天然ガス(LNG)の輸入価格高騰の影響で、燃料費調整額が値上げされているためですね。ご家庭によっては、電気代が今までの倍近くまで値上げしてしまっている家庭もあると伺います。

 

一日でも早く物価が戻ることを願いつつ、冬を少しでも快適に、そしてコストを抑える工夫をお伝えいたします。今回の工夫に関しては、新築住宅をお考えの方には、必ず参考にして頂きたいポイントになります!

 

結論から申し上げますと、『南側にしっかりと窓を設置する!』です。

そんな当たり前なこと知っているよ!なんて声が聞こえてきそうですが、理由を知るとその大切さを改めて感じていただけると思います。

 

窓の役割は、明かりを入れる、換気をする、外を眺めるだけでなく、暖房器具として十分な役割を果たします。冬至に南面に1㎡の窓があれば取得する日射量は570Wです。一般的な吐き出しサッシの大きさに置き換えるとで大体4㎡ぐらいで計算します。

 

570×4=2280W

 

さらに、使用する窓の種類によっても変わりますが、弊社で使用しているYKK AP製のAPW330のサッシにするとおおよそ日射取得率が40%ですので、、、

 

2280Wから1時間で取得するW数を計算すると

 

2280×0.4=912W

 

なんてことでしょう。

リビングの南側に吐き出しサッシを付けるだけで、無料の暖房器具が出来上がるではありませんか! 

 

こんな1000Wのストーブが、無料で使えているのと同じ!

吐き出しサッシが2箇所あれば、ストーブ2台分!

吹き抜けと窓があればさらにプラスα!

 

いかがだったでしょうか。

設計技法としてのスキルを求められるところは多々ありますが、これから間取りの計画をされている方は、ぜひご参考になさってください!

もちろん、土地の日当たりや南側にどんな建物があるか、真南方向と土地の角度など、しっかり考慮しなければいけないところはありますが、こんな時代だからこそ、こだわって頂きたいポイントになります!

詳しく知りたい方は、お気軽にご相談ください。

住まいの知恵をしっかり生かした家づくりができれば、良い家に一歩近づきますね!

皆さんの家づくりの成功を願っています!

 

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